たくさんの時間が、オレたちの周りを駆け抜けていった。それは、時に優しく、時に激しく。時に冷たく――でもやがて、暖かく。
めぐり来る季節は彩を重ね、オレたちもそれに包まれて、少しずつ変わりはじめていた。
「あっという間だね……もう、三年生なんだよ」
隣に並んで立つ、幼なじみのあかり。
変わらないいつもの笑顔でさえ、どこか違って見える。
それぞれの夢を持って、歩きはじめた仲間たち。
動きつづける時間。新しい出会いと……別れ。
いつまでも……変わらずにはいられない。
そんな時。
オレは……『彼女』と再会した――。
浩之とあかりが高校二年生だったあの場面から季節は
巡り、再び春が訪れた高校三年生が舞台。
彼らはどんな生活を送っているのでしょうか──。
完全新作オリジナルストーリーで贈る
『ToHeart Remenber my memories』。
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