「三度の饭より本が好き」な女子大生・本须丽乃が兵士の娘・マインとして転生した世界には、本がなかった。
平民は识字率が低く、羊皮纸で作る本は高価でお贵族様のもの。
そこでマインは决意する。
「本がなければ作ればいい!」
试行错误の末、商人のベンノと出会い、商人见习いになるために植物の纸を完成させるが、マインの体は「身食いの热」に蚀まれていた。
贵族が魔力を持つこの世界で、时に魔力を宿して生まれる平民がいる。それが「身食い」。増え続ける魔力を吸い取る魔术具がなければ、生き长らえることはできない。
そんな时、洗礼式で神殿の図书室を発见したマインは、巫女见习いになりたいと神殿长に直谈判する。すったもんだの末、マインは魔力を奉纳する青色巫女见习となることが决まった。
しかし、本来、贵族に与えられる「青の衣」を平民上がりのマインが缠うことを快く思っていない者も多く、マインの行く手は前途多难。
问题児ばかりの侧仕え、神殿の阶级社会……。
丽乃时代とも下町时代とも异なる神殿の常识がマインの前に立ちはだかる。果たして、マインが心ゆくまで読书できる日は来るのか!?
そして、マインは本を作ることができるのか!?
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